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詐欺横行?ゲーム内犯罪の違法度
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2月中旬、ネットゲームに絡んだ不正アクセス事件が2件発生した。彼らは
他人のゲームアカウントを不正に入手してアクセスしていたが、単にゲームを
楽しんでいたのではなく、他人が所有するゲーム上の財産を狙っていた。「架
空の“財産”に何の価値があるの?」と思うだろうが、その財産をめぐり、裏
で現金取引するケースもあり、ゲーム内で不正に稼いでいる人間も多いのだ。
▼「UOは詐欺師が多いですよ」
大人気の老舗ネットゲーム「ウルティマオンライン(以下UO)」で詐欺経
験を持つRiko氏は「UOは詐欺師が多いですよ。ぼくもたくさん稼ぎまし
た」と語る。
UOは、数あるネットゲームの中でも群を抜いてアイテムの種類が多い。レ
ア(珍しい)アイテムも豊富で、中でもレア度が高いのは「家」だ。「UOの
中で家を建築できるのですが、空き地が少なく新築はほぼ不可能なので、家の
所有者から直接買うんです」。家の需要は慢性的に高く、ゲーム内の通貨以外
に、実際の現金での取引も多いという。「現金取引の場合は個人情報を伝える
ので詐欺は少ないのですが、ゲームマネーの場合は詐欺が多いんです」(Ri
ko氏)。
▼「権利書とマネーを交換」
詐欺の手口は2パターン。架空の家をエサにゲームマネーをだまし取る方法
と、仲介人を利用した家の乗っ取りだ。
「家は権利書という形で取引しますが、見た目はただの巻物で、権利書そっ
くりな別アイテムを使います。取引メニューで権利書とマネーを交換するので
すが、取引後に偽の権利書だと気付いても時すでに遅く、こっちが意図的に返
さない限り、たとえ詐欺でも相手の手元には戻りません」
一方、仲介人を使った乗っ取りはさらに悪質だ。「仲介人とグルになって、
家を持っている相手に近づく。相手が仲介人に権利書を渡した瞬間、仲介人が
その場から消えてしまう、という手口です。UOには、好きな場所にワープす
る魔法があるので、まず見つからない。その後、仲介人と山分けするのです」
▼ネットゲーム内“犯罪”
こうして奪った家やマネーは、ネット内の取引掲示板などで現金化するのだ
という。「捕まったやつらの気持ちはわかります。架空の家やアイテムがウン
万円で売れるんですから。ただ、ぼくはゲーム内のルールを利用しているだけ
なので、本当に捕まることはありませんよ」(Riko氏)。
他人のIDを盗めば不正アクセス禁止法が適用される。だが、Riko氏は
単にゲーム内で詐欺をしているだけなので、本物の警察は介入できない。さま
ざまな人間が交流するネットゲーム内では、このような“犯罪”が日夜繰り返
されているのだ。